1981年ノーベル生理学・医学賞(2)
受賞理由
視覚系における情報処理に関する発見
受賞者
デイヴィッド・ヒューベル
アメリカ合衆国
トルステン・ウィーセル
スウェーデン
解説
目で見た映像は脳で"絵"に作り直されます。ヒューベルさんとウィーセルさんは、ネコの脳にとても細い電線を入れて、光の線や点を見せると脳のどの細胞が働くかを調べました。その結果、ある細胞は"縦の線"、別の細胞は"横の線"が大好きなど、細胞ごとに好きな形があるとわかりました。このしくみがあるから、私たちは形や動きをはっきりと見分けられるのです。
関連キーワード
一次視覚野(V1)
大脳後頭葉に位置し、網膜からの視覚情報が最初に到達する領域。特徴抽出の初段階を担う。
受容野
あるニューロンを活動させる視野内の空間領域や刺激パターン。単純型・複雑型で構造が異なる。
オリエンテーション選択性
視覚皮質ニューロンが特定の線の向きに対して強く応答する性質。形状認識の基盤。
眼優位カラム
左右どちらの眼からの入力に強く応答するかで分類される細胞の縦列配置。視覚発達に依存。
臨界期
感覚系が経験に最も影響を受ける発達段階。視覚の場合、生後数週〜数か月が該当。
畳み込みニューラルネットワーク
視覚野の局所受容野と階層構造のアイデアを機械学習に応用した計算モデル。画像認識で広く使用。