エリザベス女王工学賞

エリザベス女王工学賞はイギリスで設立された世界的な工学賞で、学術機関や産業界からのノミネーションを経て、人類への恩恵が顕著な技術革新を選考委員会が選出する。受賞者は個人または最大5人の団体とされ、賞金50万ポンドと3Dプリントトロフィーが授与される。授賞式はバッキンガム宮殿などで行われ、2013年の第1回以来隔年で実施された。2022年からは毎年受賞者が発表されるようになり、より頻繁に工学分野の革新を顕彰している。基金はBAEシステムズ、BP、グラクソ・スミスクライン、日産、東芝などの企業からの寄付で運営されている。

33

受賞者数

2013

初回授与

毎年2月上旬

発表時期

エリザベス女王工学賞財団

授与団体

年度別の賞一覧

人類にグローバルな恩恵をもたらす画期的な技術革新

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歴史

2011年、エリザベス2世の即位60周年を記念して超党派グループが構想を開始。2012年にQueen Elizabeth Prize for Engineering Foundationが設立され、2013年3月にインターネットとWWWの発明者に第1回賞が授与された。2015年、2017年、2019年にはそれぞれドラッグデリバリーシステム、デジタルイメージセンサー、GPS技術が表彰された。2022年から賞は毎年開催されるようになり、受賞サイクルが変更された。基金は設立当初から多国籍企業の寄付により支えられている。

2025

2025年エリザベス女王工学賞

現代の機械学習の開発功労者である7人の情報科学者へ送られた。

ヨシュア・ベンジオ
ジェフリー・ヒントン
ジョン・ホップフィールド
ヤン・ルカン
ジェンスン・フアン
ビル・ダリー
フェイフェイ・リ

2024

2024年エリザベス女王工学賞

高性能風力原動機の開発功労者である2人の工学者へ送られた。

Andrew Garrad
Henrik Stiesdal

2023

2023年エリザベス女王工学賞

不動態化エミッタリアセル(PERC)技術による太陽光発電の功労者である4人の工学者へ送られた。

マーティン・グリーン
Andrew Blakers
Aihua Wang
Jianhua Zhao

2022

2022年エリザベス女王工学賞

ネオジム磁石開発(ネオジム-鉄-ボロン(Nd-Fe-B)永久磁石の粉末焼結製法を開発)の功労者として送られた。工学賞審査委員長のジョン・ブラウン卿は「今回の革新技術はポケットの中の携帯電話から海岸の風力発電機に至るまで様々な場所で利用されている」とし、「佐川博士の永久磁石は絶えず人類のために寄与する工学の精髄を具現した」と評価した。

佐川眞人

2021

2021年エリザベス女王工学賞

LED照明開発の功労者である5人の工学者へ送られた。

赤崎勇
中村修二
ニック・ホロニアック
ジョージ・クラフォード
ラッセル・デュピュイ

2019

2019年エリザベス女王工学賞

GPS(グローバル・ポジショニング・システム)開発の功労者である4人の工学者へ送られた。

ブラッドフォード・パーキンソン
ジェームス・スピルカー
ヒューゴ・フルハーフ
リチャード・シュワルツ

2017

2017年エリザベス女王工学賞

エリック・フォッサム
ジョージ・E・スミス
寺西信一
マイケル・フランシス・トンプセット

2015

2015年エリザベス女王工学賞

ドラッグデリバリーシステムを開発した生体工学者へ贈られた。

ロバート・ランガー

2013

2013年エリザベス女王工学賞

インターネットとWorld Wide Web、ブラウザを作成した5人のエンジニアへ送られた。

ロバート・カーン
ヴィントン・サーフ
ルイ・プザン
ティム・バーナーズ=リー
マーク・アンドリーセン