1939年ノーベル化学賞(2)

受賞理由

ポリメチレン類およびテルペン類の研究

受賞者

レオポルト・ルジチカ
レオポルト・ルジチカ

スイススイス

解説

森の木のにおいの元になる『香りの油』には、たくさんの小さな部品がつながった分子が入っています。ルジチカさんは、それらを分解したり組み立てたりして、甘い香りや薬に使える成分の形を調べました。これによって、自然のにおいをまねた香水や、ビタミンのお薬を作れるようになりました。

関連キーワード

テルペン

イソプレン単位が連結した天然炭化水素。精油や樹脂の主成分で香料や医薬に使われる。

ポリメチレン環

10個以上の‐CH2‐が連なった大きな環。ムスク香の鍵となる構造。

イソプレン則

テルペン骨格が5炭素単位で組み立てられるというルジチカの生合成提案。

ムスク香料

ジャコウジカ由来の甘い香りを持つ物質。現在は合成ムスクが主流。

ビタミンA合成

β-イオノンからレチノールへ変換する工業プロセス。ルジチカの研究が基礎。

同年の他の受賞業績