1930年ノーベル平和賞

受賞理由

キリスト教相互の団結(エキュメニズム)のみならず、世界平和のためにキリスト教会を関与させることへの彼の尽力に対して

受賞者

ナータン・セーデルブロム
ナータン・セーデルブロム

スウェーデンスウェーデン

解説

セーデルブロムさんは、世界の教会がけんかをやめて仲良くすることを呼びかけました。仲良くすることで国同士も争わなくなると考えたのです。彼は大切な会議を開いて、みんなで話し合う場所を作りました。これにより、人びとは『平和はみんなで作るものだ』と感じられるようになりました。クリスマスに家族が集まって話し合うように、国や教会も集まって平和の計画を立てようとしたのです。セーデルブロムさんの働きは、今でも世界の平和活動につながっています。

関連キーワード

エキュメニズム

キリスト教の異なる教派が対話と協力を通じて一致をめざす運動。教理の相違を尊重しつつ、共同の社会的使命を強調することが特徴。

世界教会会議

1925年ストックホルムで開催された国際会議。労働問題や軍縮などを議題に、教会が社会問題へ関与する枠組みを示した。

精神的武装解除

軍備の削減だけでなく、人々の心から憎しみを取り除こうとする理念。セーデルブロムや国際平和団体が提唱した。

信教の自由

個人や集団が信仰を選択・実践できる権利。セーデルブロムはこの権利を平和の前提条件とみなした。

国際平和会議

国家・宗教団体・市民団体が参加し、紛争予防や軍縮を協議する場。1920年代には教会が積極的に関与した。

世界教会協議会

第二次大戦後に設立されたエキュメニカル組織。セーデルブロムの構想が発展・制度化された形といえる。