1937年ノーベル平和賞
受賞理由
国際連盟、軍縮および平和の推進に対するたゆまぬ努力
受賞者
ロバート・セシル
イギリス
解説
第一次世界大戦のあと、世界の国々は二度と大きな戦争をしないように「国際連盟」というクラブを作りました。ロバート・セシルさんは、そのクラブがうまく働くように、みんなをまとめたりルールを考えたりしました。国々が話し合って問題を解決すれば、けんかをしなくてすむと考えたのです。セシルさんは病気のときでも会議に出るほど頑張りました。その努力が評価されてノーベル平和賞を受け取りました。
関連キーワード
国際連盟
第一次世界大戦後の1919年に発足した世界初の恒久的国際平和機構。集団安全保障と紛争仲裁を理念に掲げ、国連の前身と位置づけられる。
軍縮
国家が保有する兵器や兵力を削減または廃棄すること。武力衝突のハードルを下げる仕組みとして平和運動の中心概念となった。
集団安全保障
加盟国が侵略行為を共同で阻止する取り決め。国際連盟規約第16条や国連憲章第7章に制度化され、侵略抑止の理論的支柱となる。
ケロッグ・ブリアン条約
1928年に調印された戦争放棄条約。法的強制力は弱かったが、戦争を違法化する国際規範を生んだ点で画期的だった。
ジュネーブ軍縮会議
1932年から開かれた多国間軍縮交渉。セシルらが攻勢兵器禁止案を提示したが、列強の対立で挫折した。
パリ講和会議
1919年、第一次世界大戦の講和条件と国際連盟創設を協議した会議。セシルは英代表団として国際機構案を推進した。
ロバート・セシル
イギリスの法律家・政治家。国際連盟の設計者の一人で、1937年ノーベル平和賞受賞者。
平和外交
紛争を武力ではなく交渉や国際制度で解決しようとする外交姿勢。セシルの活動がその典型例とされる。