1929年ノーベル生理学・医学賞(2)

受賞理由

成長促進ビタミンの発見

受賞者

フレデリック・ホプキンズ
フレデリック・ホプキンズ

イギリスイギリス

解説

ホプキンズ博士は、体が大きくなるにはただお腹を満たすだけでは足りないことを見つけました。ネズミにタンパク質や糖だけを与えると、元気がなくなり大きく育ちません。牛乳を少し混ぜると、すぐに走り回るほど元気になったのです。牛乳の中に“体を育てる小さな栄養”があると考えられ、これがビタミンという名前になりました。野菜や果物を食べる大切さは、博士の実験からもわかります。

関連キーワード

ビタミン

体内で合成できず、極微量でも欠乏すると病気になる有機化合物の総称。ホプキンズの研究で重要性が確立された。

成長促進因子

動物の正常な成長に必須な微量栄養素。ホプキンズは牛乳中に存在することを示した。

脂溶性A因子

後にビタミンAと判明。視覚や上皮細胞維持に不可欠で、バターや肝油に豊富。

水溶性B因子

ビタミンB群の総称として発展。代謝酵素の補酵素として働き、種類ごとに欠乏症が異なる。

合成飼料実験

天然成分を除き純化栄養素のみで飼育することで微量必須因子の存在を検出する実験手法。

栄養多様性

複数の食品群を摂取することでビタミン・ミネラル不足を防ぐという考え方。ホプキンズの研究成果が基盤となった。

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