1925年ノーベル平和賞(1)
受賞理由
ロカルノ条約締結の主役として
受賞者
オースティン・チェンバレン
イギリス
解説
第一次世界大戦が終わったあと、ヨーロッパの国々はまだけんかを続けそうでした。チェンバレンさんは話し合いの場を作り、国どうしがもう一度仲良くするための約束「ロカルノ条約」をまとめました。これは友達とけんかをしたときに、みんなで「もう二度といじわるをしない」と決めるようなものです。だから彼は平和のためにとてもがんばった人として表彰されました。ノーベル平和賞は、こうした平和づくりに力を注いだ人に贈られる賞です。
関連キーワード
ロカルノ条約
1925年にスイスのロカルノで調印された欧州集団安全保障協定。ラインラントの非武装を再確認し、独仏独白国境を英仏が保証した。国際連盟中心の紛争解決手続きを明文化した点が特徴。
集団安全保障
複数国が協力し、侵略を共同で阻止する安全保障体制。ロカルノは国際連盟と連動した初期の実験例とされる。
国際連盟
第一次世界大戦後に設立された国際平和機関で、紛争を平和的に解決する枠組みを提供した。ロカルノ条約は同連盟規約を執行メカニズムに組み込んだ。
ラインラント非武装地帯
ヴェルサイユ条約で定められた、ドイツ西部に兵力を置かない地域。ロカルノはこの非武装を再確認し、違反時の即時制裁を規定した。
三角交渉
第三国が仲介して二国間の対立を調整する交渉手法。チェンバレンは英仏独を三角形の頂点に配置し、妥協点を導出した。